キューブ型ポーチのつくり方
2016/06/29
マチがあり、たっぷり収納できる、立方体型のポーチの作り方です。
以前は、表布・内布を別々に作り、まつり縫いで縫い付ける方法で作っていましたが、まつり縫いに時間がかかったり、表布・内布同じサイズで作ったはずなのになぜか長さが合わなかったり、ファスナーがつっぱってしまったり、まつり縫いの縫い目が表に出てしまったり、というようなことがあったので、とにかくファスナー部分はミシンで縫いたい。と思いました。
返し口を脇の部分に持ってきたので、手縫いする部分を大幅に減らすことができました。
本体
縦 10センチ
横 11センチ
マチ 4センチ
タグ(ファスナーの両脇に取り付けます。)
縦 3センチ
横 2センチ
タグは無くても、レースや平織りリボンなどで代用しても大丈夫です。
ファスナー 20センチ
1.表布1枚・内布1枚・タグ2枚を裁断する。
2.表布に接着芯を貼り付ける。
ポケットやレース・リボン持ち手などを取り付ける場合は、ここで縫い付けます。
3.ファスナーを縫い付ける。
4.表布・内布を中表に合わせ、ファスナーを間にはさみ、縫います。
5.表に返し、アイロンで形を整え、ファスナーのキワを縫う。
6.タグをアイロンで形を整えたあと、周りを縫い、ファスナーの両端に仮縫いする。
7.中表に返し、ファスナーの両端部分を縫います。表布・ファスナーの端部分・内布の3辺を合わせ、縫う。
8.表に返し、3で縫ったところのキワを縫う。
9.中表に返し、脇の部分(4箇所)を縫います。表布2辺と内布2辺を合わせ、縫う。
4ヶ所の内、3ヶ所は、表布と内布を中表に合わせ、縫う。
残りの1ヶ所は、返し口を残して縫います。まず表布2辺と内布の内側の1辺の中心部分を10センチほど縫いう。
その後、内布の外側の辺も合わせ、両端を約2センチずつ縫いう。(返し口が、約7センチになります。)
これで、表布は縫い合わされ、内布のみ返し口が開いた状態になります。
10.また表に返し、返し口を縫い閉じれば、完成です。
キワを縫うのは生地をおさえるためなので、とばしても大丈夫です。厚めの生地や、キルティング生地を使用される場合は、ファスナーの噛み込み防止のために縫った方がいいと思います。
この方法だと、脇部分の4辺すべてが表布と内布が縫い合わさっているので、内布がゴワつかず、すっきりした仕上がりになります。